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家庭用脱毛器の照射面積
照射面積とは

家庭用脱毛器の照射面積とは、名前の通り光を照射する部分の面積、写真の赤い四角の中のガラス面を言います。
この面積の大きさが変わると、脱毛をする上でど何が違ってくるのかというと、
- 消費される回数
- 脱毛にかかる時間
- 照射漏れの可能性
上記の点が違ってきます。では次の項目からこの理由について詳しく解説していきます。
1.消費される回数は照射面積で大きく変わる
照射面積が大きくなるということは、1回に照射される範囲が広くなるということなので、下の図のように同じ脱毛範囲でも使われる回数(消費回数)が変わってきます。
《照射面積が7㎠》

照射範囲が7㎠の場合、約10回でヒジ下のこの範囲の脱毛ができます。
《照射面積が半分の3.5㎠の場合》

しかし照射面積が半分になった3.5㎠の脱毛器になると、同じ範囲の脱毛に約26回を消費しました。
照射可能回数が多くても面積が狭かったら意味がない
なので家庭用脱毛器の売り文句にとして使われる「照射回数約○○万回!」は照射回数の使用が万単位であっても、照射面積が小さければ帳消しになってしまうのです。
さらにアタッチメントやカートリッジが新しい物に交換できない商品の場合(結構あります)、残量がなくなってしまえば使えなくなってしまうので、家庭用脱毛器を選ぶ時には、本当に自分の脱毛完了まで照射回数が足りるかどうか、照射回数&照射面積を同じくらい重要に考えて決めなければいけません。
2.脱毛にかかる時間の違い
待っている時間(チャージ時間)が長くなる
上の図からもわかりますが、照射面積が小さいと照射の回数がより多く必要になるので、手間と時間もかかってしまいます。
さらに高いレベルで照射をすると、照射と照射の間にあるチャージ時間(待ち時間)が長くなるので、高レベルでたくさん照射した場合、待っている時間を合算するとかなりの時間になってしまいます。
チャージ時間ってどれくらい?
チャージ時間は高レベルの場合、約3~5秒くらいが一般的です。チャージ時間が5秒だった場合、照射10ショットでは50秒程度ですが、全身照射に必要とされる600ショットでは待ち時間だけで50分も待ち時間がかかることになります。
3.照射面積が広いと打ち漏れや重なるミスが減る
細かい部分まで照射できることから照射面積が小さい方が照射漏れや照射が重なることは少ないと思われがちですが、それは顔やVIOなど面積が狭い部分の場合です。
腕や脚など凹凸が少なくサクサク照射できる部位は、面積が広い方が照射漏れや照射が重なることは少ないです。
注意:広ければ広いほど良いわけではない
では照射範囲はとにかく広い物を選べば良いのかと言われれば、そうではないのが難しいところです。

家庭用脱毛器によっては、照射面積を大きくすることだけにこだわって脱毛効果が出にくくなっていることがあります。
脱毛器の照射面積を広くすると、同じ出力でも光の強さが分散してしまうので、小さい照射面積の脱毛器よりもパワーが弱くなることがあります。
もちろんメーカー側が、照射のしやすさ(照射面積)と脱毛効果(パワー)のバランスを考えて照射面積を設定していることもありますが、残念ながらそうでない場合もあります。
照射面積と一緒に消費電力(W)もチェック!
もし照射面積が大きくてパワーもある脱毛器を確認したい場合は、照射面積と一緒に消費電力も確認しましょう。交流式の脱毛器では消費電力が出力の目安になるので「照射面積は広いのに、消費電力は他の脱毛器より低い!」という場合は、面積が広いだけでパワーは弱い可能性があります。
《まとめ》
- 照射面積が大きい方が脱毛しやすい&照射回数も節約できる
- ただ照射面積は大きければ良いというわけではない
- 照射面積が大きくてパワーもある脱毛器を見極めたいなら消費電力(W)もチェック!