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家庭用脱毛器を使うなら「毛周期」を理解しよう
家庭用脱毛器に限らず、脱毛するときには毛周期を考えなければなりませんが、脱毛サロンやクリニックで脱毛している人は、
- 「2ヵ月後くらいに来てくださいね~」
- 「1ヶ月後くらいで都合のいい日はいつですか」
などスタッフの方が適切な間隔を教えてくれます。ですが脱毛器を利用する場合、自分で管理します。あまり考えずとりあえずバシバシ照射している人も多いですが、実は毛周期を気にしながら脱毛した方がより効果的に、無駄な照射をせずに脱毛できることをご存知ですか?
どうして毛周期を気にして脱毛しなければならない
そもそも毛周期とは
毛周期とは文字通り「毛の周期」を言います。1サイクルで毛が生え変わって新しい毛が生えてきます。毛1本が生え替わるまでには
- 成長期…毛が生えて伸びていくまでの時期
- 退行期…成長が止まり毛が抜け落ちるまでの時期
- 休止期…成長期に入るまでの毛が生えていない時期
上記のようなの3つの時期があります。この時期が移り変わって1サイクルが終わります。
光脱毛は成長期の毛にしか脱毛効果がない
脱毛の光を照射したとき、効果があるのは成長期の毛のみです。光脱毛は照射したとき、毛穴に直接ダメージを与えるのではなく、生えている毛をつたって毛を作る組織を破壊します。
- 休止期=毛がない状態
- 退行期=生えている毛と毛穴の組織が離れてしまって入る状態
このように休止期と退行期の毛には毛を作る組織にダメージを与えられません。なので短期間で何度照射しても意味がないというわけです。
毛周期に合わせて脱毛する方法
個人によって毛周期は違う
毛周期は脱毛には大事なポイントになりますが、実はこの毛周期の期間は人によって違います。どれくらいで1サイクル終わるのかや成長期の期間はどれくらいかなども人によってバラバラです。
なので「何回目の照射が終わったら何ヵ月後に照射する」とも言えません。ではどんな目安で照射していけばいいのでしょう。
毛周期を気にしながら脱毛していくなら
始めはコンスタントに照射していく
脱毛し始めは、それぞれの脱毛器の頻度(2週間に1度、1ヶ月間隔など)に従って照射していきます。照射したときに退行期・休止期だった毛が成長期になり生えてくるからです。
照射を何度かしたら毛が生えるスピードは遅くなる
ですが3回、5回と照射していくと毛周期も1サイクルし、どの毛にも効果が現れてきます。成長期の毛を1回脱毛すれば完全に毛が生えてこなくなるわけではありませんが、脱毛効果で毛の生えるスピードは遅くなってきます。
そして成長期の毛は少なくなり、休止期・退行期の毛が多くなります。そこで同じような間隔で照射していても意味がありません。
間隔を空け、生え始めの成長期を狙う
脱毛を何度か行い、毛が生えるスピードがゆっくりになってきたら、脱毛の頻度は少なくしていきます。
そして休止期や退行期を終え、毛が生え揃い始めてきたところを狙います。生え揃い始めて多くの毛が成長期のときに照射すれば照射回数も節約でき、一度の照射で多くの毛に脱毛効果を与えられます。
脱毛器をバシバシ使いたくなる気持ちもわかりますが、ぜひ毛周期を理解して効果的な脱毛をしてみましょう。